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大乗の菩薩とは何か――『摩訶般若波羅蜜経』の要点を学ぶ
大乗仏教の代表的な経典・般若経には、実はいろいろな種類があり、その最大のシリーズが『大般若経』600巻です。当研究所では、そうした膨大な般若経系経典からエッセンスを抜粋して学ぶ講座を続けてきました。今回は、これまでご紹介してきたエッセ... -
『正法眼蔵』を読む:道元とその時代、「光明」、「即心是仏」、「摩訶般若波羅蜜」、「坐禅儀」、「有時」、「梅華」
『正法眼蔵』は、いわゆる「鎌倉仏教」の祖師の一人であり、曹洞宗の開祖として知られる道元の主著であり、そのなかで、京の天皇家や貴族たちの同族争い、京の貴族と鎌倉武士の対立、天災や飢餓に苦しむ人々……といった時代にもかかわらず、坐禅に裏付け... -
般若経典の原型を読む
「○○般若経」という名前の経典は、最大六百巻に及ぶ『大般若経』から最小の『般若心経』まで非常にたくさんありますが、十九世紀から始まった仏教文献の歴史学・文献学的な研究の積み重ねの結果、『大般若経』でいうとほぼ第五三八~九巻「妙行品」あた... -
『般若心経』講座
『般若心経』は、わからないまま唱えても、心をやすらかに、さわやかにしてくれるふしぎな力がありますが、内容がわかって唱えるとその効果はいっそう深まるようです。 短い経文に、ごくふつうの生活をしている現代の私たちにもそのまま通用し、そして心の... -
般若経典のエッセンスを学ぶ
よく知られているとおり、大乗仏教のエッセンスは「般若」「空」「慈悲」の思想にあります。その深い思想は、紀元一世紀前後に書かれたごく短い「原始般若経」に始まり六百巻に及ぶ『大般若経』まで、膨大な「般若経典」群に記され残されています。 そ... -
こころを磨く四つの方法―道元禅師『正法眼蔵・菩提薩埵四摂法』を学ぶ
『正法眼蔵』は、曹洞宗の祖・道元禅師(1200-1253)の主著で、「正しい真理の教えの眼すなわち精髄の蔵」を意味し、曹洞宗門の聖典であることはいうまでもありませんが、だれにでも通じる人生の真理を語った思想書としても広く知られています。 前々回の講... -
よく生きよく死ぬために―道元禅師『正法眼蔵・全機』を学ぶ
『正法眼蔵』は、曹洞宗の祖・道元禅師(1200-1253)の主著で、「正しい真理の教えの眼すなわち精髄の蔵」を意味し、曹洞宗門の聖典であることはいうまでもありませんが、深く普遍的な真理を語った哲学書としても広く知られています。 前回の講座でお... -
『大般若経・願行品』を読む
玄奘三蔵の訳した『大般若経』は全600巻におよぶ長大な般若経典の集大成です。日本では、奈良時代以降、何よりもまず国を護る神秘的な力があり、その他さまざまなご利益のある経典として尊重されてきましたが、あまりにも長すぎるため、その思想的な... -
道元禅師は何を伝えたか―『正法眼蔵』入門
すでによく知られているとおり、道元禅師(1200-1253)は、鎌倉時代の禅僧であり、曹洞宗の開祖です。栄西(臨済宗)、法然(浄土宗)、親鸞(浄土真宗)、日蓮(日蓮宗)、一遍(時宗)と並んで「鎌倉仏教」の代表的な存在とされます。 禅師は、当時... -
『金剛般若経』を読む(序・続)
紀元一世紀前後、それ以前の派を「小乗」、自らを「大乗」と呼ぶ仏教の新しい潮流が興り、自分たちこそ釈尊の真意・深意を伝えるものだという自覚によって『般若経』と呼ばれる経典群が新たに多数書かれたといわれています。 日本の仏教が「大乗仏教」...