サングラハ講座– category –
-
サングラハ講座
こころを磨く四つの方法―道元禅師『正法眼蔵・菩提薩埵四摂法』を学ぶ
『正法眼蔵』は、曹洞宗の祖・道元禅師(1200-1253)の主著で、「正しい真理の教えの眼すなわち精髄の蔵」を意味し、曹洞宗門の聖典であることはいうまでもありませんが、だれにでも通じる人生の真理を語った思想書としても広く知られています。 前々回の講... -
サングラハ講座
よく生きよく死ぬために―道元禅師『正法眼蔵・全機』を学ぶ
『正法眼蔵』は、曹洞宗の祖・道元禅師(1200-1253)の主著で、「正しい真理の教えの眼すなわち精髄の蔵」を意味し、曹洞宗門の聖典であることはいうまでもありませんが、深く普遍的な真理を語った哲学書としても広く知られています。 前回の講座でお... -
サングラハ講座
『大般若経・願行品』を読む
玄奘三蔵の訳した『大般若経』は全600巻におよぶ長大な般若経典の集大成です。日本では、奈良時代以降、何よりもまず国を護る神秘的な力があり、その他さまざまなご利益のある経典として尊重されてきましたが、あまりにも長すぎるため、その思想的な... -
サングラハ講座
道元禅師は何を伝えたか―『正法眼蔵』入門
すでによく知られているとおり、道元禅師(1200-1253)は、鎌倉時代の禅僧であり、曹洞宗の開祖です。栄西(臨済宗)、法然(浄土宗)、親鸞(浄土真宗)、日蓮(日蓮宗)、一遍(時宗)と並んで「鎌倉仏教」の代表的な存在とされます。 禅師は、当時... -
サングラハ講座
『金剛般若経』を読む(序・続)
紀元一世紀前後、それ以前の派を「小乗」、自らを「大乗」と呼ぶ仏教の新しい潮流が興り、自分たちこそ釈尊の真意・深意を伝えるものだという自覚によって『般若経』と呼ばれる経典群が新たに多数書かれたといわれています。 日本の仏教が「大乗仏教」... -
サングラハ講座
般若経典に学ぶ―『善勇猛般若経』(序・続)
紀元一世紀前後、それ以前の派を「小乗」、自らを「大乗」と呼ぶ仏教の新しい潮流が興り、自分たちこそ釈尊の真意・深意を伝えるものだという自覚によって『般若経』と呼ばれる経典群が新たに多数書かれたといわれています。日本の仏教が「大乗仏教」で... -
サングラハ講座
よくわかる般若心経
『般若心経』は、日本でもっとも人気があり、誰でも聞いたことがあり、今でも相当多数の日本人が暗記していて唱えることのできるというお経ですが、意味がわかっている人は意外に少ないようです。魔除け、厄除け、家内安全、商売繁盛、あるいは死者に成仏... -
日本文化・精神史
日本の心と仏教
仏教だけでも神道や儒教だけでもないお互いを包み込む和の心の源へ 真面目、正直、親切、勤勉といった、日本人のすぐれた「国民性」は、ときに海外の反応として感動をもって伝えられます。 しかし、その国民性がどのようにして培われたのかを言葉にするこ... -
サングラハ講座
『正法眼蔵』を読む―「仏性」巻
中級講座では、唯識と禅の古典を織り交ぜながら学んでいます。今期は、道元『正法眼蔵』の「仏性」の巻。 この巻は京都・宇治興聖寺時代、前回の「看経」の巻の次に書かれています。普通は「すべてのものに仏性がある」と解釈される「悉有仏性」を「すべ... -
サングラハ講座
『正法眼蔵』を読む―「看経」巻
中級講座では、唯識と禅の古典を織り交ぜながら学んでいます。今期は、2ヶ月4回の短い期間なので、道元『正法眼蔵』の「看経(かんきん)」の巻一巻のみ集中的に学ぶことにしました。この巻は京都・宇治興聖寺時代、いくつもの巻が精力的に書かれた頃...