2021年7月25日発行、全頁、A5判、700円
目次
■ 近況と所感 …………………………………………………………………………… 2
■「典座教訓」講義(1)……………………………………………………岡野守也… 4
■ コスモロジー心理学各論(5)――なぜ昼と夜があるのか …………岡野守也…19
■ 痴呆、認知症そして老耄(認知障)(10)…………………………大井玄…… 23
■ 仏弟子たちのことば(10) ……………………………………………羽矢辰夫… 34
■『インテグラル心理学』を手にして(1) ……………………………増田満…… 36
■ 国際比較で見る日本のコスモロジー崩壊(6)………………………三谷真介… 45
■ 講座・研究所案内 …………………………………………………………………… 50
■ 私の名詩選(77) 西行の夏の歌 ………………………………………………… 52
編集後記
今号から、主幹の新しい連載、「『典座教訓』講義」がスタートしました。天才・道元禅師も、若さ故に面倒を厭うたところに凡夫としては共感を覚えます。しかし、雑務を本務と捉えられるかが人生を決めるというのは真理という他なく、一凡夫も痛く反省させられます。
コスモロジー各論は「昼と夜がある理由」について。気候のバランスの僅かな乱れによって気象災害が激甚化しており、脅威を感じます。だからこそ、元々の「恵み」のほうにまず目を向ることが、確かに必要です。
大井先生の、日本とスウェーデンにおけるグループホームのモデル事例は、いずれも生活者として自己肯定感を回復した認知症高齢者の、健康な表情が眼に浮かぶようで、極めて印象的です。
羽矢先生の紹介する仏弟子は、今回からブッダ育ての母・マハーパジャーパティーについてとなります。
増田さんの書評では、二十年以上を経てなお時代の先を行く、ウィルバー『インテグラル心理学』を前後二回で紹介されます。
(編集担当)
会報誌「サングラハ」ご講読のご案内
会報誌「サングラハ」は、購読料5,000円で年6回隔月発行・お届けしています。
お問合せ・お申込みは、こちらの専用フォームをご利用ください。