2020年5月25日発行、全52頁、A5判、700円
目次
■ 近況と所感…………………………………………………… 2
■ 六波羅蜜を学ぶ(1) …………………………岡野守也… 5
■ コスモロジー心理学入門(7) ………………岡野守也… 20
■ 痴呆、認知症そして老耄(認知障) (3) …大井玄…… 28
■ 仏弟子たちのことば(3) ……………………羽矢辰夫… 41
■ 名作再訪『自我と無我』(3) ………………増田満…… 43
■ 講座・研究所案内 …………………………………………… 51
■ 私の名詩選(70) 万葉集 川と水の名歌………………… 52
編集後記
長期化が不可避らしい新型コロナウィルスという難題は、「近況と所感」のとおり、コスモスの視点で言えばまさに人類に与えられた「公案」のようです。
さて、今号より主幹の新連載として『唯識三十頌』では語られていなかった六波羅蜜論が始まりました。人生をこの大乗の修行の機会と捉えるなら、確かにどんな困難にも積極的に耐えられそうです。
コスモロジー心理学入門では、これまで取り上げた主要学説が裏付けるコスモロジー的「創世記」、すなわち一つの宇宙エネルギーの進化史という、人類が共有できる新たな「大きな物語」が語られています。
大井先生の連載では、北欧ケアに対して、かつての日本のケア体性の貧弱さが際立っています。特に精神科医療の姿は奇怪なほどですが、それは残念ながら現在に続く姿でもあるようです。
羽矢先生の連載では、最初の仏弟子の一人・アッサジの謙虚さが印象的です。
増田さんの名作再訪では、主幹による『自我と無我』の最終回、ウィルバー・コスモロジーと、全体の結論について語られています。
(担当)
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