2020年1月25日発行、全52頁、A5判、700円
目次
■ 近況と所感…………………………………………………………… 2
■『唯識三十頌』を学ぶ(10) ………………………………岡野守也… 6
■ コスモロジー心理学入門(5) ……………………………岡野守也… 14
■ 痴呆、認知症そして老耄(認知障) (1) …………………大井玄…… 21
■ 仏弟子たちのことば(1) …………………………………羽矢辰夫… 32
■ 名作再訪『自我と無我』(1) ………………………………増田満…… 34
■ ベラー『徳川時代の宗教』を巡って(16)……………………三谷真介… 41
■ 講座・研究所案内 ……………………………………………………… 50
■ 私の名詩選(68) 良寛の冬の歌………………………………………… 52
編集後記
新年号は三本の新連載がスタートしています。
まず、東大名誉教授で医師であられる大井玄先生の「痴呆、認知症そして老耄(認知障)」。敬意とやさしさのある環境では、認知症に付き物とされるつらい症状が起きないというのは目からウロコの事実です。身近に要介護老人を抱えている方、将来に不安を感じている方に必読です。
また、羽矢辰夫先生は「仏弟子たちのことば」を開始されました。より親しみやすい仏弟子たちの姿が楽しみです。
増田さんからは岡野主幹の過去の著作再訪のご寄稿をいただきました。歴史的大誤解をスッパリと正した名著、今こそ世に知られてほしいと思われます。
岡野主幹の唯識講義録は、今回は五位説の全体像の話です。現状の世界がどれほどそこから遠くとも、ともかく私たちに覚りの可能性が与えられていること、それを知るだけでも希望が湧いてきます。主幹のコスモロジー記事は、私たちの命の連続を担うDNAによって、全生命の一体性が確認されていることが語られています。
三谷記事は内面象限の復権に関しウィルバーの視点を借りて論じています。
(編集担当)
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