サングラハ教育・心理研究所2023年4月から7月までの講座案内をお伝えします。
有史以来人類は、根本的には無明である知恵・分別知で文明を発展させてきましたが、同時に多くの問題を生み出し続けています。
戦争も環境破壊も無明が生み出したものだと考えてまちがいありません。
当研究所は、分別知を超える智慧の探究に向けた講座を今年も持続していきます。
主幹の体調不良のため、当分、講座はすべてyoutubeにアップロードする動画で行ないます。
どうぞご了承ください。
【日曜講座】「般若経典のエッセンスを学ぶ」前期
大乗仏教のエッセンスは「般若」「空」「慈悲」の思想にあり、その深い思想は、紀元一世紀前後に書かれた短いものに始まり、やがて六百巻に及ぶ『大般若経』まで膨大な「般若経典」群に記されています。
中でも『大般若経』は、奈良時代以来、多くの寺に所蔵され、今でも「大般若会」という儀式が行なわれています。
しかし、その深い内容が日本人全体にまで理解―共有されているとは言えず、それは日本の精神的遺産の伝承という意味であまりにももったいないので、エッセンスだけでも多くの方と共有したいと願って、講座を設けました。
日本人のアイデンティティの原点を学びたい方、ぜひご視聴ください。
▼講師:研究所主幹▼テキスト:データ送信▼受講料:一般=前期1万4千円、後期1万5百円、会員=前期1万2千円、後期9千円、年金生活・非正規雇用・専業主婦=前期1万円、後期7千5百円
※各講座、学生割引参加費=3千円
前期4回、4月より各月5日までにyoutubeにアップしメールでURLをお知らせします。
(後期は三回となります。)
【水曜講座】「『正法眼蔵』を学ぶ」シリーズ「現成公案」
『正法眼蔵』は、「鎌倉仏教」の祖師の一人であり、曹洞宗の開祖として知られる道元の主著であり、そのなかで、京の天皇家や貴族たちの同族争い、京の貴族と鎌倉武士の対立、天災や飢餓に苦しむ人々……といった時代にもかかわらず、坐禅に裏付けられた深い思索によって、すべては空しいという感覚・無常感―現代的に言えばニヒリズム―を超える思想が確立されています。
今回のシリーズの第一期は、ま『正法眼蔵』の冒頭にあり、前期道元の主論文ともいうべき「現成公案」巻を学びます。
▼講師:研究所主幹▼テキスト:データ送信▼受講料:一般=1万円、会員=8千円、年金生活・非正規雇用・専業主婦=6千円
※各講座、学生割引参加費=3千円
全4回、4月より各月15日までにyoutubeにアップしメールでURLをお知らせします。
【土曜講座】「よくわかる空海入門」第二期
真言宗の開祖である弘法大師空海は「お大師」さんとしてよく知られ親しまれていますが、超能力や書あるいは民衆救済の事業の面が主で、その深い思想は必ずしも広く知られていないのではないでしょうか。
本講座では、日本史上稀有な大思想家としての空海が何を語ったか、それは現代にどういう意味を持つかに焦点を当てながら、できるだけわかりやすくお伝えします。
▼講師:研究所主幹・岡野守也▼テキスト:データ送信▼受講料:一般=1万4千円、会員=1万2千円、年金生活・非正規雇用・専業主婦=1万円
※各講座、学生割引参加費=3千円
全4回、4月より各月25日までにyoutubeにアップしメールでURLをお知らせします。
*すでに第一期二回が終わっていますが、youtubeアップですから、今からでも受講可能です。
申込みに際し、第一期、第二期のどちらか、あるいは両方かのご希望をお書きください。
土曜、日曜、水曜の各講座の特徴
現在リモートにてサングラハの講義は全国(世界)のどなたでもご参加いただけますが、元々土曜日は東京、日曜日と水曜日は、高松にて開催しておりました。
リモート化された今では、
サングラハ最新の研究内容を学ぶ土曜日。
歴代の研究内容から選ばれたエッセンスを学ぶ日曜日。
平日の仕事が終わった時間に仏教の中でも正法眼蔵などを共に味わう水曜日。
といった形で構成されています。
研究所創立三十年記念特別頒布のお知らせ
当研究所の創立満三十年を記念して、機関紙『サングラハ』の創刊号〜第一八〇号をPDF版で収録したCDまたはデータを特別価格でお頒けしています。
バックナンバー頒布額・一号七〇〇円で計算すると十二万六千円ですが、セットに限り超特価です。
申込方法は講座と同じです。
CD送付:会員15,000円、一般18,000円
データ送信:会員10,000円、一般12,000円
※各プラス発送・送信手数料500円
お申込みは以下のページをご覧ください。